1985-12-17 第103回国会 参議院 文教委員会 第6号
○粕谷照美君 そのときにこのような大勢の不利益者が出るというようなことは全然判断もつかなかったといいますか、想像もつかなかったでしょうか。出るであろうという想像をして答申をされたんでしょうか。とにかく国共済に準ずれば、官民格差で官に準ずればよくなるだろうという、そういう判断でおやりになったんでしょうか。
○粕谷照美君 そのときにこのような大勢の不利益者が出るというようなことは全然判断もつかなかったといいますか、想像もつかなかったでしょうか。出るであろうという想像をして答申をされたんでしょうか。とにかく国共済に準ずれば、官民格差で官に準ずればよくなるだろうという、そういう判断でおやりになったんでしょうか。
○粕谷照美君 具体的なサンプルをとってやってみて、大体それでよろしいということは、不利益者がそんなに六万人も出るであろうということが想定できないような数字であったというようにお考えなんですか。不利益者は全然その段階では出ないという前提で答申をされましたですか。
全体のために、一部の犠牲はやむを得ないと、こういう考え方や、やり方は、実は全体の利益をも尊重しない権力者的な詭弁でありまして、わが日本社会党は、私権制限による不利益者に対して、積極的な生活再建の方策で救済することを強く要求するものであります。
それで同じ時期に多数多獲されたものの価格を安定しようというわけですが、こういう調整組合ができて、そうして価格の調整をする、そうして一部のものは陸揚げをしないで生産費に引き合いにかかるようにしよう、もし生産費に引き合いにかからなければ、一部犠牲者といいますか、不利益者が出てくるわけですが、その不利益者には金で補いをつけてやろう、こういうのだろうと思うのですが、それは独占禁止には触れませんか。
本案におきましては、この不利益者に対して合理的解決を全然しておらないのであります。ただ高等学校を職域差と称して、或る部分に一号乗つけているだけでありまして、不利益者と不合理をそのままあとに残しているのでありまして、高等学校のみからいたしましても甚だ合理的ではありません。
それから、現在、高等学校が問題になつておりますのは、小中学校と較べて非常に不利益者が多いので、この是正を何とかしてもらわなければ困るというのが主点じやないかと思います。それはそのままにしておいて、結果としては幾分か是正されるであろうというままにしておいて、将来に対してただ高等学校を職域的に優遇する方法をとつたのはどういうわけかということが、重ねてお尋ねをしたい第二点であります。
在来あつた高等学校の不利益者を是正するのではなくて、高等学校を優遇するために職域差を認めたと解してよろしいか。小中学校は特に専門的の知識は要らないと解していいのか。小中学校と高等学校との給与に差別を認めることは、同一労働、同一賃金の原則からして、小中学校の労働は低いものであつて、高等学校の労働は高度なものであると認めることとなるのか。その点を……。